• 舞踊・神楽

石野田臼太鼓踊

いしのだうすだいこおどり

豊作祈願の虫追い踊り、火除けの踊り

2024年1月21日(日)の石野田臼太鼓踊につきましては子供たちによる臼太鼓踊の奉納と神事が行われます。

豊作祈願の虫追い・火除けとして奉納される踊り。

例年、1月24日に近い日曜日に西都市の石野田地区にて行われます。
江戸時代に肥後の細川藩士によって地区の若者たちに伝授され、石野田地蔵境内にて「豊作祈願の虫追い踊り」として奉納されていました。石野田地区はかつて火災の多い集落で、明治8年(1875年)には村の大半が消失する大火に見舞われました。そこで村人が北郷村の“火除け地蔵”として有名な宇納間地蔵に参り、地蔵尊の分身を村に持ち帰り御堂を建立しました。その後は火災がなくなったことから、“火除けの踊り”としても奉納されるようになりました。
編成は、打ち4人、歌い手4人、踊り手16人以上で、踊り手は背に3本の幟を背負い、先端に「すみとり」という5色の飾りをつけ、胸には30センチメートルの太鼓を抱きます。

装束の特徴は、中央の幟竿(のぼりざお)の中ほどに12連の鈴をつけます。また、古くから踊りの名人には「関幣(かんぺい)」と称する御幣(ごへい)をつけます。

  • 『鉦打ち』:単物(ひとえもの)の衣裳に幅広の赤たすきを袈裟懸け(けさがけ)にし、陣笠くに黒足袋(くろたび)・麻裏草履をはいています。
  • 『歌い手』:単物の上に紋付き羽織を着て、三度笠に黒足袋・平下駄をはき、手には長さ70センチメートルの「舌(ぜつ)」と称する御幣をつけた棒を持っています。
  • 『踊り手』:膝下までの短いかすりの衣裳に黒帯を締め手甲脚半(てこうきゃはん)に黒足袋、わらじ、背には、3本の幟を背負い中央の笠の長さは2.2メートルで先端に「すみとり」という五色の飾りをつけ、胸には同径30センチメートルの太鼓を抱いています。
  • 基本情報
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所在地 西都市大字下三財 石野田火除地蔵堂
駐車場

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