• 西都の花の紹介

今年の春

2021.03.17

今年の冬は寒い日が続きましたね。
春の風物詩といえば桜ですが、今年は開花が全国的に早いようです。
以前このコラム欄にも掲載しましたが、桜は夏に花芽が出来ていて、葉から出るホルモンで開花が抑制されています。
寒さによって花芽の抑制は解除されますので、寒い年ほど開花が早くなります。
西都原古墳群では3月17日に開花を確認しました。

桜と同じく春の西都原の風物詩である高取山のツツジも今年は開花が早そうです。
2000本の桜と6500本のツツジを同時期に楽しめるかもしれませんね。

毎年12月の恒例行事となっているボランティアによる『西都原の菜の花植え付け作業』が今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の為中止となりました。
代わって直播きによる播種が行われました。
例年ですと桜と同時期に一斉に満開になるよう計画されているのですが、今年は場所によって開花時期がずれる可能性があります。

しかし、その分長く花を楽しむことができます。お出かけ前には当協会のホームページやSNS等で開花状況をチェックしてみてください。
残念ながら、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で「西都花まつり」は中止になってしまいました。
しかし、花は開花準備を確実に進めています。新しい生活様式を守ってお花見を楽しみましょう。

ワンポイントアドバイス

2月7日で宮崎県独自の緊急事態宣言が終了しました。
まだ気を緩めてはいけませんが、これから少しでもはやく西都市が活性化してくれると嬉しい所です。
さて、たねダンゴは、天候が良かった事もあり現在「リナリア」が多数咲いています。
しかし、よく目を凝らして見ると葉っぱに絵を描いたような痕が・・・
その犯人は「ハモグリバエ」別名を「エカキムシ」と呼ばれる害虫です。
ハモグリバエは、土中で蛹化するものやキュウリやナス等の野菜や花の葉っぱに卵を産み数を増やします。
大量発生すると秀品率を著しく低下させたり、花等の植物の価値を落としかねない厄介な害虫です。
「発見したら農薬を」と言いたい所ですが、成長過程で農薬が効かない事もあり一筋縄では行かないのが現状です。
駆除法は、指圧駆除や発育ステージに応じた農薬が効果的です。害虫は早めの駆除が効果的ですので、暖かくなる春先に向けて観察を怠らない様にしましょう。

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