• 西都の花の紹介

西都原のヒマワリは口蹄疫復興のシンボル

2020.06.30

西都原の夏の風物詩といえばヒマワリです。
6.5haの敷地に約100万本のヒマワリが咲きます。
10年前の2011年に口蹄疫復興のシンボルとして植えられたことがはじまりです。
品種は40日ひまわりで播種後、約40日で開花します。
40日ひまわりの特徴は、背丈が低いこと。
草丈は1mほどですので、満開時には、まるで黄色いひまわりの絨毯の上に古墳が乗っているような西都原だけの風景を楽しむことができます。
また、すき込みがしやすい為、秋のコスモスの緑肥としても適しています。

現在(6月末)のヒマワリの様子

見頃は7月中旬から下旬にかけて。
毎年、7月下旬に開催される西都夏まつりに満開になるように作付けされています。
残念ながら、今年の西都夏まつりは新型コロナウイルス感染症拡大防止の為中止となりましたが、西都原のヒマワリは例年どおりです。
太陽のように鮮やかなヒマワリに元気をもらえる日が楽しみです。

咲き始めのヒマワリ(2019年撮影)

さて、3月に西都市児童館の子どもたちと植えたたねダンゴですが、事務所前のプランターは百日草の生育が良く、大輪の花をつけました。
しかし、梅雨で湿気が多いことと、葉が密集し、風通しがあまり良くないのかうどんこ病が発生してしまいした。
病葉は取り除いたのですが、雨が多いこの季節まだまだ油断はできませんね。

ワンポイントアドバイス

梅雨時期に突入しジメジメとした暑さが続きますね。
先日、観光協会前のたねダンゴのプランターを見に伺いました。
百日草(プロフュージョンジニア)が大きく育ちキレイな花を咲かせていました。
葉っぱは白い粉を振った様になっていました。
その正体は「うどんこ病」。
うどんこ病は、若い葉や茎の表面にうどんの粉をまぶしたように白いカビが生えます。
花梗部につくと開花を阻害する病気です。
野菜でも発生し光合成が阻害され食味や果実が肥大しない等の被害が出ます。
うどんこ病の対策としては
①余り多く肥料を与えない
②雨などによる泥はねが起きないようにマルチや藁を敷く
③風通しが良くなるように密植を避ける
④日当りの良い所で管理する
等が効果的です。
また、花や野菜用のスプレータイプの農薬もあるので活用してください。
もし、うどんこ病かな?と思った際は葉の裏を見て同じ症状が見られるか確認してください。
灰色になっていたら病気が進行する前に葉を取り除いて破棄してください。

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